非継続基準による財政検証

厚生年金基金と確定給付企業年金における財政検証において、継続基準とともに適用される検証方法の1つ。財政検証時点において基金解散または制度終了したと仮定した場合に、加入員や受給者に対し保全すべき給付に必要な年金資産が確保されているかどうかを検証することを目的としている。現時点までの加入者期間に応じて発生している予想給付額(最低保全給付)の現価相当額である「最低積立基準額」を年金資産と比較する。
非継続基準に抵触した場合は、(1)積立比率に応じて必要な掛金を設定する方法、または、(2)積立水準の回復計画を作成して積立不足を解消する方法のいずれかの方法により積立水準の確保を図る必要がある。

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