大切なポイント、敷地

一戸建て住宅を選ぶとなると、どうしても家の外観や間取りに目を奪われやすいものです。しかし、住み良さの基本は敷地にあります。新築、中古いずれの場合もそこに住むつもりで土地をチェックしましょう。

  • 地勢・地盤
    敷地の地盤の強さや水はけの良し悪し、風当たりの強さを確かめましょう。造成地の場合、以前はどんな土地だったかを近隣の居住者等に聴取して知ることでおよその見当がつきます。池や沼、水田などを埋め立てたばかりの土地は避けた方が良いでしょう。
  • 日照、風通し
    周囲に高い建物や山がある場合、敷地への日照、通風の影響度はどのくらいかを調べてみましょう。敷地の南側に高い建物があっても、敷地までの距離が高さの2倍以上なら日照への影響は少ない可能性が高いです。
  • 道路はどちら側か
    一般には、日照を確保しやすいことから、いわゆる東南角地が最高といわれますが、一概には断定できません。交通騒音やプライバシー保全も考えて判断しましょう。
  • 道との接し方は
    敷地は、原則として幅4m以上(一定の区域では6m以上)の道路に2m以上接していなければいけないことは建築基準法でも決められていますが、道幅や道路との接し方も大事な要素です。
  • 道路より30cmは高く
    敷地が道路より低いと、水はけ、日照などが不利になりがちです。同じ高さか、できれば30cmの高さは欲しいものです。

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