理想は高くなりがちですが

注文建築でさえ完成してみると気に入らないところが出てくるといいます。理想はあくまで理想として、どの程度の条件が満たされたら「購入する」かをあらかじめ決めておく必要があります。

希望や条件の幅を広げる中古住宅

あとあと増・改築できる一戸建て住宅の場合は、中古物件を探してみるのも大事なことです。中古ならそれだけ予算にゆとりができますし、もうひとつ条件の良い物件が手に入るかもしれません。中古住宅を購入する場合は、将来の建て替えを考慮して、土地を主眼に家選びを進めることが大切です。

将来のライフスタイルも考えて

条件をまとめるときは現在の生活だけでなく、将来、夫婦や子供たちの暮らしがどうなっているかも合わせて考えましょう。少なくとも5年先を読んだプランが必要と思われます。

●条件を決めるポイント

  1. 予算
    手持資金はどのくらいあるのか、借入れ可能額はいくらか。購入後のローン返済金額などを計算し、およその見当をつけます。土地(更地)を先行取得する場合や中古住宅の場合、ローンが利用できない場合もありますから注意してください。
  2. 場所・交通の便
    どの地域に住みたいか、鉄道の沿線で考えておきます。また交通の便についても、通勤の所要時間はどのくらいまでか、職業や利用する交通手段によっていろいろな考え方があるはずです。
  3. 広さ・間取り
    食寝分離、一人一寝室ということで部屋数は決められますが、家の適正な延床面積の決めかたにはいろいろな算出方法があります。敷地の広さは、家の建坪に庭の広さや駐車スペースを加えて考えましょう。
  4. 環境
    日照や学校、商店街など、自然環境と生活環境に分けて必要な要素を抜き出しておきます。

おおよその条件がまとまったところで「これだけは譲れない」と思う条件をまとめ、優先順位をつけておきましょう。


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