IRA
Individual Retirement Accountsの略で、個人退職勘定と呼ばれる。米国で最も一般的な退職後資金積立制度で、金融機関に口座を持ち、一定額までの掛金に対し税制優遇(所得控除)がある任意の個人年金である。1974年の従業員退職所得保障法(エリサ法)により創設された。当初の目的は、企業の退職給付制度へ加入するメリットを受けられない中小企業の従業員や自営業者のために老後資金の積立手段を提供することであったが、1981年の税制改正により企業規模に関わらず全ての被用者が加入できるようになった。また、確定給付型及び確定拠出型年金からの移換が可能であり、401kの資産残高を超える資産規模となっている。