アセットシーリング

日本基準では、退職給付債務<年金資産の場合、その超過額が貸借対照表に資産計上されるが、IFRSでは積立超過であっても資産計上できるのは、経済的便益の範囲内となっており、全額を資産計上できるわけではない。この資産計上の上限を設ける規定のことをアセットシーリングという。年金財政で定める掛金拠出義務との兼ね合いで、退職給付債務<年金資産であっても貸借対照表に負債計上を求められる場合もある。資産計上の可否に関しては、資産の返還、将来の掛金減額などで経済的便益が判断される。

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