権利義務の移転承継

厚生年金基金制度や確定給付企業年金制度では、企業合併や企業再編等により、事業所が加入する企業年金制度を脱退して他の制度へ加入する場合、加入員の給付に関する権利義務の移転承継を新旧制度間で行うことが可能である。転職等による制度間の異動に伴う"細切れ年金化"を防ぎ、加入員(者)期間の通算による年金受給資格の付与も可能になるため、加入員(者)の不利益発生を抑制できる。なお、他の企業年金制度へ資産を移換する方法としては、「権利義務の移転承継」の他に、移換元制度の脱退一時金相当額を移換先制度に移換する方法もある。

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