リスク分担型企業年金

リスク対応掛金の導入を前提とした新しい概念の確定給付型の制度。事業主は将来の財政悪化に備えた財政悪化リスク相当額(全部または一部)を予めリスク対応掛金として拠出することにより掛金を固定化する一方、積立状況に応じて給付を自動的に調整する。掛金収入現価と積立金の合計が給付現価を下回った場合は給付減額、掛金収入現価と積立金の合計が給付現価と財政悪化リスク相当額の合計を上回った場合は、給付増額を行う。給付に必要な掛金以外に将来の財政悪化リスクに備えた掛金(リスク対応掛金)を事業主が負担することで、加入者等の将来の給付減額のリスクを低減させることから、将来発生するリスクを事業主と加入者等で分担する仕組みとされている。

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