わが国では人口減少や高齢化の進展、低金利の継続等、さまざまな環境変化が起こっています。これらの環境変化に伴い、国民の自助努力による資産形成がますます求められる時代となりました。
このような状況下、当研究所は資産形成のための手段としての投資を身近でなじみやすいものにし、長寿化に伴う資金枯渇を防ぐためにはどうすれば良いのか等、実践的かつ効果的な情報提供を中立的な立場で行うことを目的に活動しております。

名称 MUFG資産形成研究所
WEBサイト開設日 2018年8月1日
所長 日下部 朋久
運営 三菱UFJ信託銀行 資産形成推進部
主な活動内容 現役時代から退職後の時代までを対象に、資産形成・資産運用に関する調査・研究、レポート作成

研究所の理念

「日本には、1000兆円近い現金・預金が眠っている。」
そう叫ばれ続けて、もう、何年の月日が経っただろう。
このままでは、私たち日本の未来は止まってしまう。

日本人の国民性や気質が、投資に向かわせないのでしょうか。
しかし、投資先進国と言われる欧米でも、老後資産の形成は決して簡単なことではありません。
人は、遠い先のことを考えて、いまを生きることが不得手な生き物なのです。

人が長期投資というアクションに踏み出すには、今までとは違うアプローチがいる。
そうした確信からつくられたのが、この「MUFG資産形成研究所」です。

研究所というと学術的な研究と思われるかもしれませんが、投資教育やファイナンスの実務の現場で使える、実践的な研究。
人は、どんな情報やアドバイスがあれば、資産形成を始められるのか。
裏を返せば、資産形成に踏み出せないボトルネックは何なのか。
公平中立な情報を発信するために、「研究機関」という形をとったのです。

私たち「MUFG資産形成研究所」が発信する研究結果を社会全体で広く活用していただき、止まっている日本の未来を前に進める。
皆さまとともに、この国の未来を豊かにしていきたい。
それが、私たち「MUFG資産形成研究所」の夢であり、使命だと考えています。

研究員ご紹介

所長 日下部 朋久(くさかべ ともひさ)

所長 日下部 朋久(くさかべ ともひさ)

〜所長メッセージ〜
「資産形成」という言葉が日常の会話でよく聞かれるようになりました。個人型の確定拠出年金はiDeCo(イデコ)と名付けられ市民権を得ましたし、若者のNISA(少額投資非課税制度)認知率は結構高いようです。一方で、有利な仕組みは知ってはいるものの実際に資産形成、とりわけ投資を始めるには多くのハードルがあることも現実だと思います。

金融機関は、個々人のライフプランに応じた資産形成の在り方や、それを実践するために必要なサポートは何なのか、考え提案することが使命です。
当研究所では、これらの課題解決に向けて広く調査研究をし、皆さまが人生100年時代をより豊かに過ごしていただく一助となるよう、情報を発信して参ります。ご活用いただければ幸いに存じます。

1986年三菱信託銀行入社。年金数理、年金ALM、退職給付コンサルティングなど、幅広く年金業務に従事。2007年三菱UFJ信託銀行 年金コンサルティング部長、2013年 同 年金信託部長。

2018年三菱UFJ信託銀行企業年金基金および健康保険組合の常務理事等を経て、2022年4月より現職。年金数理人。
日本アクチュアリー会正会員。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。1級DCプランナー。日本アクチュアリー会社会保障問題研究会座長。

主任研究員 菅谷 和宏(すがや かずひろ)

主任研究員 菅谷 和宏(すがや かずひろ)

1985年三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)(株)入社、2002年日本レコード・キーピング・ネットワーク(株)事務部担当部長、2009年公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構 研究部主任研究員を経て、2016年4月より三菱UFJ信託銀行(株)年金コンサルティング部主任調査役。

顧客向け年金セミナー講師や顧客向け情報誌「三菱UFJ年金情報」等の執筆活動の傍ら、社外における研究会活動や年金関係専門誌等への執筆活動を実施。主に生きがい研究や諸外国における私的年金制度及び社会保障制度に関する調査研究を実施。
2013年第8回日本FP学会論文において「個人の資産形成のための新しい個人退職勘定制度の創設」にて審査委員賞を授賞。
1級DCプランナー/2級FP技能士(FP技能士センター正会員)/日本年金学会会員/日本FP学会会員、一般社団法人年金綜合研究所研究員。

研究員 菊地 剛正(きくち たかまさ)

研究員 菊地 剛正(きくち たかまさ)

2009年三菱UFJ信託銀行(株)入社、ファンドマネジメント業務やシステム開発業務等に従事。

2019年5月より現職兼務。慶應義塾大学訪問研究員、人工知能学会ビジネスインフォマティクス研究会委員、計測自動制御学会社会システム部会運営委員、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。博士(工学)。

より質の高い情報提供を行うため、外部有識者のご意見をいただきながら、活動しております。

FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社 取締役 神戸 孝(かんべ たかし)

アドバイザー 神戸 孝(かんべ たかし)

早稲田大学法学部卒業。1980年、(株)三菱銀行 入行、イマジニア(株)の設立に参画後、1987年日興證券(株)入社。以後一貫してFPサービスを中心とするマーケティング手法の企画・開発に携わる。各種マーケティング用ツール及びシステム開発、商品開発、各種講演会・研修会講師、新聞・雑誌等へのFP関連記事執筆等により、資産運用に強いFPとしての評価を確立する。

1999年、日興證券(株)を退社後、FPアソシエイツ&コンサルティング(株)を設立。わが国を代表する独立系FPの一人として、自ら個人・法人等のコンサルティング、各種講演会・研修会講師などを行う傍ら、全国の独立系FPのための支援ビジネスも展開している。
日本FP協会理事、金融庁 金融経済教育懇談会委員、同 金融経済教育研究会メンバー、同 金融審議会専門委員、金融広報中央委員会(日本銀行)金融経済教育推進会議委員などを歴任。

株式会社国際社会経済研究所 理事長 藤沢 久美(ふじさわ くみ)

アドバイザー 藤沢 久美(ふじさわ くみ)

国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。1999年、同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2007年には、ダボス会議を主宰する世界経済フォーラムより「ヤング・グローバル・リーダー」に選出され、2008年には、世界の課題を議論する「グローバル・アジェンダ・カウンシル」のメンバーにも選出される。2016年には、文部科学省を中心とした政府主催の官民プロジェクトの国際会議「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の準備室リーダーとして、のべ7500人が集う会議を成功に導いた。

また、政府各省の審議委員や日本証券業協会公益理事などの公職に加え、豊田通商など上場企業の社外取締役なども兼務。ネットラジオ、書籍、雑誌、テレビ、各地での講演を通して、リーダーのあり方や社会の課題を考えるヒントを発信している。近著は、『あの会社の新人は、なぜ育つのか』(2018年3月)、『すぐやる人の“超えてる”思考法』監修(2017年9月)など著書多数。2022年4月より現職。


MUFG資産形成研究所に関するご照会先     
三菱UFJ信託銀行 資産形成推進部

MUFG資産形成研究所に関するお問い合わせ

MUFG資産形成研究所は、三菱UFJ信託銀行が資産形成・資産運用に関する調査・研究等の活動を対外的に行う際の呼称です。