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サステナアクション

SUSTAINABLE ACTIONS

社会課題

脱炭素社会の実現と経済成長の両立

THINK

三菱UFJ信託銀行が考えたこと

GX(グリーントランスフォーメーション)に取り組むスタートアップ企業を“信託機能”を使ってさまざまな形で支援することで、安心・豊かな社会の実現を目指す。

サステナブルな未来を応援するために、個人のお客さまにも身近でわかりやすい投資機会を提供したい。

CO2削減と人の移動を便利にするLuup社の取り組みに注目。

ACTION

三菱UFJ信託銀行が実現すること

動産信託の仕組みを活用したLuup社と取り組みを実現。

三菱UFJ銀行との協働では本邦初となる動産信託スキーム化により、新しい視点での社会課題解決に挑戦。

Luup社が保有する電動アシスト自転車を動産信託の仕組みを通じて譲渡し、その譲渡代金は 三菱UFJ銀行からの借入と三菱UFJ信託銀行からの出資により賄うことで、Luup社の資金調達を実現する。

LUUPについて
柴田

It’s my サステナ活動

電動アシスト自転車に乗って、
健康と環境にも優しく。

法人マーケット統括部
法人事業室 商品開発グループ

柴田 正道

杉本

It’s my サステナ活動

フリマアプリを活用して、モノを捨てない、無駄にしない生活を。

法人マーケット統括部
法人事業開発室

杉本 晴佳

竹尾

It’s my サステナ活動

家電などは大切にメンテしながら長く使い続けています。

吉祥寺支店 支店長

竹尾 顕

社会課題への挑戦を
みんなで支える社会へ

動産信託を使って、Luup社のチャレンジを応援

杉本
杉本

私たち三菱UFJ信託銀行には、常に「社会課題を起点とした商品やサービスを考える」という企業文化が根付いています。
その中で、Luup社のようなCO2削減と人の移動を便利にするという社会課題にチャレンジする企業をさまざまな形で応援したいという想いからこのプロジェクトがスタートしました。

柴田
柴田

私は商品開発グループでLuup社の動産信託の商品開発を担当しました。特にこだわったのが、信託銀行として何ができるかという点です。
融資や出資だけではなく動産信託という形を提案できたのは、我々にとっても新たなチャレンジになったと思います。

竹尾
竹尾

吉祥寺支店は、当社で初めてLuup社の電動キックボードや電動アシスト自転車のポート(12台分)を設置いたしました。私たち吉祥寺支店のポート設置により、近隣のMUFGのLUUPポートをつなぐ輪(「MUFGサークル」)も実現しています。
動産信託の仕組みを使ったLuup社のポートが地域で広がっていくのは嬉しいですね。

杉本
杉本

吉祥寺支店は立地も良いですし、Luup社からのご要望にもマッチする場所でした。ポートの設置に関する調整も私が担当したのですが、吉祥寺支店の皆さんにもご協力いただき、スムーズに進めることができたので、とても助かりました。

竹尾
竹尾

毎日、利用状況を見ていますが稼働率が高いのには驚きます。地域の皆さまにも認知されていますし、吉祥寺支店にご来店いただいたお客さまとの会話で話題になることもありますね。

柴田
柴田

もともとLuup社の起業のキッカケは、高齢者の移動を楽にしたいというところから始まったと聞いています。
今の電動アシスト自転車という形がゴールではなく、その先にある社会課題解決に挑戦するプロセスだと思っています。

竹尾
竹尾

私たち吉祥寺支店は吉祥寺駅前という既存交通インフラに対して利便性の高い場所に店舗を構えています。
今後、高齢者の皆さまも含め、あらゆる世代が利用可能で人にも環境にもやさしい新しい移動手段の選択肢が追加されると、利便性という概念自体が変わるかもしれませんね。これからの未来に向けて、信託ならではの機能を活用してさまざまな社会課題解決に貢献できると考えるとワクワクします。

取り組みスキーム図

一人ひとりが身近な投資をすることで、より良い未来に繋がる。

杉本
杉本

社会課題解決を目指すスタートアップと信託だからこそ実現できた動産信託を活用して、コラボするという取り組みを社会全体に発信できたことは、私たちにとっても大きな意味のあることだったと思っています。

柴田
柴田

信託機能というのは、実はとても柔軟性の高い枠組みなんですね。今回の動産信託の仕組みも、将来的には投資商品にアレンジすることもできると思っています。

竹尾
竹尾

個人のお客さまの投資商品にアレンジできると「信託銀行」としての商品提供の幅が広がりますね。

柴田
柴田

そうですね。Luup社にとっても、そういう個人のお客さま向けに投資商品を作って、それに投資してくださった方々に何か特典を提供したりすることで、またLUUPに乗ってくれるみたいな形になると、お金がぐるっと回る好循環を生み出せます。

竹尾
竹尾

まさに「MUFGサークル」ですね(笑)。LUUPは多くのお客さまが興味を示されています。街でよく見かけるもの、身近にあるものというリアリティが、お客さまの好奇心・共感に繋がっています。スモールモビリティという難しい言葉はわからなくとも、実際に身近に新しい乗り物で移動している手段が見えているので、「社会の変化・次世代」が実感できているのではないかと思います。

杉本
杉本

柴田さんのおっしゃったお金がぐるっと回る好循環が実現できれば、スタートアップ企業を取り巻く環境も大きく改善されると思います。
スタートアップが頓挫してしまう一番大きな理由は、やはり資金調達の面が大きいんですね。社会的にインパクトのある良いビジネスでも、初期コストが重たいビジネスモデルが故に、資金調達が難しいケースが少なくありません。
日本全体でスタートアップを育成していこうというビジョンを掲げている中、当社は動産信託を使って、既存の金融機関からの資金調達だけではなく、個人のお客さまに販売できるような商品も組成できれば、スタートアップ企業の成長という社会課題解決にもつながります。

「安心・豊かな社会」を創り出すために

柴田
柴田

今後の目標やビジョンという意味では、私の場合は、商品開発の仕事がメインなので、動産信託に限らず、スタートアップ企業や新規事業に取り組む大企業などとコラボしながら、さまざまなステークホルダーがいる中で、三方良し、四方良しとなるように商品を作り上げていきたいと思っています。

杉本
杉本

動産信託の話でいえば、今までの対象はモビリティでしたが、それ以外のアセットにも広げていけたらと思っています。

柴田
柴田

今回、Luup社の動産信託をプレスリリースしたことをきっかけに、さまざまな部署・MUFG関連会社から相談が寄せられています。
MUFGのネットワークを活かしてこれまでにない商品開発にチャレンジし、社会課題解決に貢献していきたいです。

杉本
杉本

私の部署のミッションは、スタートアップとの協業によって当社の新しい事業や既存事業の新しい切り口の商品などを生み出すことですが、これを外にも広げてオープンイノベーションに取り組みたいけど、何から始めたら良いかわからないという企業に対して、スタートアップとのコラボレーションを支援するメニューなんかも提供できたらいいなと考えています。

竹尾
竹尾

お店の役割は社会との接点だと思っています。「三菱UFJ信託銀行」の看板を掲げ、リアルに社会やお客さまと接する存在です。
私たちの「想い」を発信するとともに、社会の変化やお客さまの想い・課題・ニーズに常に向かい合える存在でありたいと強く思っています。

柴田
柴田

社会課題にどうアンテナを張るかが、大切ですよね。

竹尾
竹尾

そうですね。社会課題やお客さまの課題は、目に見えるものもあれば、お客さま自体も気付いていないもの、社会が変化していくなかで新たに発生する課題もあります。
今回のLUUPもただ「設置」するだけでは社会の変化を感じることはできなかったかもしれません。設置にあたっては、杉本さんにお店に来てもらい、お店のメンバーと一緒に勉強会をしてもらいました。
現場の私たち自身がこの取り組みがどのようなものなのかを知り、共感することによって、社会課題に向き合う一歩が踏み出せたと思っています。

杉本
杉本

そのためにも私たちの取り組みを知ってもらうこと、共感してもらうことが大事になりますよね。

竹尾
竹尾

知っていただくことの手段のひとつとして大切なことは「リアリティ」だと思っています。私たちの吉祥寺支店は地域の皆さま、お客さまとともに62年の歴史を歩んできました。
吉祥寺駅北口に変わらずあり続けるお店です。そこにLUUPを設置し、新しい交通システムが生まれる「変化」をお客さま、地域の皆さまにリアルに感じて頂いています。
変わらないもの、変わっていくものがリアルに共存することによって、社会の変化に対する信託らしい課題解決の方向性を皆さまに知っていただく、共感していただく、一歩になるのではないかと思っています

LUUPについて

スマートフォンアプリを用いて、電動キックボードや電動アシスト自転車に乗車し、街じゅうにあるポートからポートへの移動ができます。LUUPの移動のハブであるポートが設置されると、不動産の空きスペース活用に繋がり移動の発着点となります。
移動が不便だった街でもLUUPによって徒歩だと少し遠い場所へのアクセスが向上することで、「駅前」にいるように人々が便利で豊かな生活を送ることができるようになり、街の魅力の再発見を促すことで地域の活性化に繋がります。
CO2 排出量の少ない小型の電動モビリティを普及させることで、社会全体としてCO2 排出量を削減でき、環境に優しい未来に繋がります。詳細はLUUPホームページ(https://luup.sc/)をご覧ください。