ピーターラビット™と
信託のおはなし

〜ビアトリクス・ポター™が
後世に信じて託したもの〜

ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターは
“信じて託すこと”でイギリス湖水地方の美しい自然を今に遺しました。

ビアトリクス・ポター
 世代を超えて、世界中の人々に愛されているピーターラビット。その『ピーターラビットのおはなし』の作者であるビアトリクス・ポターは、1866年ロンドンに生まれました。裕福な家庭に育ったビアトリクスは毎年夏になるとイギリスの湖水地方を訪れ、森や野原でたくさんの野生の動物をスケッチしました。その中から誕生したのが「ピーターラビットとなかまたち」の世界です。ビアトリクスは、こよなく愛した湖水地方の素晴らしい自然をいつまでも遺したいと思い、自然景観や建物の保護を目的に設立されたナショナルトラスト運動に参加します。そしてピーターラビットの絵本シリーズの出版で得た収入でつぎつぎと土地を購入し、農場経営者として農場を守りながら『こねこのトムのおはなし』や『あひるのジマイマのおはなし』などの作品を発表していきました。
 1943年にビアトリクスが亡くなると、所有していた4,000エーカーもの土地はその遺志を託した遺言によりナショナル・トラストに信託され、今もその時の姿のまま大切に維持・管理されています。一人の絵本作家が守りたかった素晴らしい景観は、一世紀以上を経た今日でも人々に自然の美しさと感動を与え続け、2017年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
 ビアトリクスは「信託」を活用して大切な湖水地方の景観を今に遺しました。私たち三菱UFJ信託銀行はビアトリクスの想いに、信託の大いなる責務や誇りを重ね合わせ、1988年にイメージキャラクターとしてピーターラビットを採用しました。それ以来、通帳やキャッシュカード、商品パンフレットやグッズなど幅広くご愛顧いただいております。
三菱UFJ信託銀行 冊子、通帳やカード
三菱UFJ信託銀行 信託博物館にも、
ビアトリクスやピーターラビット™関連の展示を
ご用意しております。
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