退職給付信託
退職給付を目的にお客さまが保有株式等を信託し、信託銀行が有価証券の管理・運用を行います
(退職給付会計基準(平12)により
年金資産に該当)。
退職給付信託の概要
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退職給付を目的とする他益信託
お客さまの保有株式等を退職給付(退職一時金または退職年金の支給)を目的として信託し、信託銀行がお客さま企業の従業員のみなさまのために、有価証券の運用・管理を行います(指定運用)。お客さま自らが信託銀行に個別具体的な運用指図を行う特定運用も選択できます。 -
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年金資産の積立不足を圧縮
退職給付会計基準(平12)により、退職給付信託は信託設定時に退職給付信託および年金資産の合計額が退職給付債務を超えない範囲で年金資産に該当(※)します。年金資産の積立不足を退職給付信託の設定により圧縮し、従業員のみなさまへの退職一時金等の支払いに備えることができます。-
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退職金規定への明記等、所定の要件を満たす必要があります。
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管理負担の軽減
資産管理を専門に行う信託銀行が有価証券等の管理を行います。 -
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本商品のリスク・費用等
実績配当商品であり、元本割れのリスクがございます。詳細はこちらをご覧ください。
退職給付信託の仕組み

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1.
お客さまと信託銀行が信託契約を締結します。信託契約では受益者を代理する信託管理人を定めます。
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2.
お客さまが保有株式等を拠出します。
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3.
指定運用では信託銀行が主として有価証券への運用を行います。特定運用ではお客さま自らの、またはお客さまが運用を一任された投資顧問会社の個別具体的な運用指図に従って、信託銀行は有価証券の決済および管理を行います。信託管理人は退職者等の受益者を代理して運用指図や信託株式に関する議決権行使指図を承認します。
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4.
信託銀行から退職者に対する退職給付や年金制度に対する掛金の支払を行います。
特定個人情報の
管理状況について
退職給付信託における特定個人情報の管理状況について掲載しております。
ご覧いただくにあたり、会員専用パスワードが必要となります。
詳細については、弊社営業担当者へお問い合わせください。
退職給付信託の
導入メリット
退職給付信託には
複数のメリットがあります
メリット01

年金資産の積立不足を退職給付信託の設定により圧縮し、従業員のみなさまへの退職一時金等の支払いに備えることができます。
メリット02

お客さまが退職給付信託に拠出した株式に関して、議決権行使の指図をすることが可能です。
メリット03

有価証券の管理負担を軽減できます。
メリット04

指定運用では、国内最大級の機関投資家である三菱UFJ信託銀行が培ってきた運用経験・ノウハウを活用できます。
よくあるご質問
Q. 退職給付信託に拠出できるのは株式のみですか。
保有株式のほか、金銭を拠出いただくことができます。
Q. 退職給付信託に拠出した株式について議決権を行使することができますか。
お客さまが退職給付信託に拠出した株式に関して、議決権行使の指図をすることが可能です。信託管理人による確認を受けた議決権行使指図書を信託銀行にご提出いただきます。
Q. 退職給付信託は指定運用ですか。それとも特定運用ですか。
退職給付信託では、指定運用(お客さまの指定した範囲で信託銀行が主に有価証券への運用を行う)または特定運用(お客さま自らが、またはお客さまが運用を一任された投資顧問会社が信託銀行に対して個別具体的な運用指図を行う)のいずれかをお客さまが選択できます。
退職給付信託に関するご照会先
三菱UFJ信託銀行 受託財産企画部
証券企画推進グループ
03-3212-1211(代表)
ご利用時間/平日9:00〜17:00(土・日・祝日等を除く)