コラムVol.36 私の「資産形成」体験記その1

コラム執筆者の写真
平川らいあん (ひらかわらいあん)
ゲームクリエイター、シナリオライター。大手ゲーム会社でゲームディレクションを多数手がけ、その後独立。株式会社Megg(ミグ)代表取締役。独立後は複数の会社のゲーム開発に携わる。専門学校にて企画シナリオ講師やゲームを題材とした小説の執筆も行う。「お金の、育て方」内で配信中の「信託クエスト」のシナリオを担当。

私の「資産形成」体験記その1

ゲームクリエイターの平川らいあんです。私はゲーム会社に社員として所属した後、独立して株式会社を設立しました。やりたい事がいっぱいあったので、やってみようという想いと、もし失敗しても、もう一度、社員に戻れるだろうという考えがありました。
それでも独立した当初はやっぱり不安。一番不安なのはお金に関してでした。貯金と退職金で当面の生活は大丈夫ですが、仕事は主に注文を受ける側。仕事を安定してもらえるかも分かりません。
そこで、将来の事を考え、資産形成をしようといくつかの投資を行いました。

行った投資は、
・株式投資
・外国為替証拠金取引(FX)
・不動産投資
の3つです。

投資に関してはまったくの素人の私が、自分でやるとどうなったのか。経緯と結果をせきららにお話ししちゃいます。

「株式投資」に挑戦!

まずは「株式投資」についてお話しします。
株式投資は長期保有をと考え「配当金」と「株主優待」が目的でした。目をつけた銘柄は2つ。
1つ目は、老舗ゲーム会社。私が子供の頃からあるゲーム会社で、こちらは「配当金」が目的です。ずっと知っている会社でしたので、応援したい気持ちもありました。株数は忘れてしまいましたが、20万円程保有しました。
2つ目は、大手CDショップ。約10年前の話なので、まだまだCDショップは元気でした。映画やアニメのDVDの販売が盛り上がってきている時期でもありました。
こちらは「株主優待」が目的でした。毎年1万円ほどの金券がもらえるとの事でした。「株主優待」をもらうためには条件があります。銘柄により違いますが、この銘柄は一定の株数以上を保有することが条件でした。その条件を満たす株数を保有し、金額は20万円程でした。

1つ目の老舗ゲーム会社は、1年ぐらい保有して配当金をもらうことができました。しかし、その後すぐに大きな変化が起きます。
元々別の業界の会社が業務拡大のため老舗ゲーム会社を吸収合併し、知名度があるゲーム会社の名前を残していました。それがまた分社し売却することになったのです。売却後には会社名も変更し、保有している株もそちらの会社の株になりました。まったく知らない業界の知らない会社の株を持つことになったのです。
ゲーム業界であれば業界の動向がある程度分かりますが、知らない業界なので動向は分かりません。会社名も変わってしまったので、応援したいという気持ちもありません。そこで、この時点で全部売ることにしました。取得時よりも株価は下がっており、16万円ぐらいになりました。

2つ目の大手CDショップ。保有してから1年後ぐらいに株主優待の金券をもらえました。それから半年後ぐらいだったと思います。突然、そのCDショップが買収されることになり、第三者割当増資が行われることになりました。先行きも不明ですし、株主優待も終了するという事だったので、手放すことにしました。こちらも取得時よりも株価は下がっており、17万円ぐらいだったと思います。
これで「株式投資」はやめることにしました。結果1年半ぐらいやって、マイナスで終了です。

振り返ると、長期保有で「配当金」と「株主優待」が目的だったため、購入したあとに、放置していたのがよくなかったなと思います。個別の株を保有しているのなら株価をこまめにチェックするのはもちろん、保有している株の業界の動向も常に見ておく必要があります。そして、売買のタイミングも重要です。
突然の方針変更や買収など、想定外の事もおきます。対応できる準備が必要でした。
いずれにしても、働きながら相場をチェックし続けるのは難しいですし、個別の株はいろいろなことが起こることを考えると、長期の資産形成には向いていなかったのかもしれません。

次回は、外国為替証拠金取引(FX)についてお話します。

ご留意事項

  • 本稿に掲載の情報は、ライフプランや資産形成等に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得・勧誘を目的としたものではありません。
  • 本稿に掲載の情報は、執筆者の個人的見解であり、三菱UFJ信託銀行の見解を示すものではありません。
  • 本稿に掲載の情報は執筆時点のものです。また、本稿は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性について執筆者及び三菱UFJ信託銀行が保証するものではありません。
  • 本稿に掲載の情報を利用したことにより発生するいかなる費用または損害等について、三菱UFJ信託銀行は一切責任を負いません。
  • 本稿に掲載の情報に関するご質問には執筆者及び三菱UFJ信託銀行はお答えできませんので、あらかじめご了承ください。