第3回 投資には大金が必要?
2019年2月1日
預貯金だけでは不安な時代 少額からでも投資に

- 第3回の担当
- 三菱UFJ信託銀行
依田さん
毎月家計がカツカツで投資に回す余裕がありません…まとまったお金が入ったときで大丈夫ですよね?
1万人アンケートの結果でも、まとまった資金が手に入ったときに、投資を検討し始める人が圧倒的でした。具体的にはボーナスや相続などと考えられます。投資をしないと今日・明日に困る、というわけではないので、どうしても後回しにしがちですね。
毎月、一定額は預貯金に回していますが、それだけではダメですか?
人生100年時代といわれる今、将来に備えて“お金を育てていく”という意識が大切です。普通預金は超低金利で、ただ預けているだけでは残念ながらほとんど増えません。また、現役世代が年金をもらうころには、支給開始年齢も上がるといわれており、支給金額もどうなるかわかりません。これまで預貯金に回していたお金を、これからは投資に充ててみてはどうでしょう。毎月5,000円、1万円などの少額からでも始められるので、今までためた分は動かさなくてもかまいません。

MUFG資産形成研究所「金融リテラシー 1万人調査の概要」から抜粋。
- 回答者: 企業勤務者のうち投資を検討したことがある人
この先、結婚や出産などで環境が変わったときに、ずっと一定額を投資し続けられるか不安です。
たとえば「つみたて投資」には、途中で投資金額を変更することが可能な商品もあります。無理のない金額で長く続けることを考えて。少額で少しずつ買うことで、お金をつくるための時間を分散させているのです。長く続けることで購入価額もおのずと平準化されるので、リスクを分散させることにも有効です。
今回のまとめ
無理なく続けられる金額で長く続けることが大切