目次

信託とは

信託の仕組み

信託とは、委託者が、信託目的にしたがって、所有する金銭や土地などの財産を、自分自身や大切な人(受益者)のために、信頼する人または専門家(受託者)に託し、運用・管理を任せる法的な枠組みです。
信託を利用することで、財産の委託者は、受託者の持つ専門性を活かした資産運用や財産の保全を実現することができます。「大切な人のために、大切な財産を託す」この信託の仕組みが果たす役割は、多くの企業や個人にとって非常に大きなものとなっています。

委託者←信託契約→受託者(信託銀行)→信託利益の交付→受益者【受託者(信託銀行)→(信託の目的)管理・処分→信託財産】

信託の活用例

信託はさまざまなところで活かされています。活用例を動画でご紹介します。

年金信託のしくみ
退職すると、会社から退職金や年金がもらえます。年金信託とは、会社がこの退職金や年金制度を運営することをサポートする仕組みです。
(2分15秒)

信託機能を活かした社会貢献

信託機能を活かした社会貢献への取り組みとして、公益信託があげられます。これは、委託者である個人や法人が公益のために財産を提供する場合や利益の一部を社会に還元する場合に受託者である信託銀行に財産を委託し、あらかじめ定められた公益目的にしたがって信託銀行が財産を管理・運営することにより、目的の実現を図る制度です。奨学金の支給や、都市環境整備等はこの公益信託の一つです。
三菱UFJ信託銀行でも信託銀行の機能を活かし、商品・サービスの提供を通じて社会貢献への取り組みを行っており、例えば、金銭信託の収益金を自然保護団体に寄付する「野鳥と緑の信託」や、少子高齢化への取り組みとして教育資金贈与の非課税制度に対応した「まごよろこぶ(教育資金贈与信託)」、生前贈与の手続きを代行する「おくるしあわせ(暦年贈与信託)」などを提供しています。

信託銀行とは

信託銀行と銀行の違い

信託銀行は、銀行に認められた「銀行業務」に加え、金銭の信託や有価証券の信託といった「信託業務」と、不動産仲介や証券代行、相続関連業務といった財産の管理・処分等に関連する「併営業務」を営むことができる金融機関です。

銀行業務
  • 預金業務
  • 貸出業務
  • 為替業務
  • 付随業務
    (有価証券の売買、
    デリバティブ取引等)
信託業務
信託業務(狭義) 併営業務
  • 金銭の信託
  • 有価証券の信託
  • 金銭債権の信託
  • 動産の信託
  • 不動産の信託

など

  • 不動産関連業務
    (売買仲介、鑑定等)
  • 証券代行業務
    (株主名簿管理等)
  • 相続関連業務
    (遺言執行、遺産整理等)

など

出典:信託協会ウェブサイト

広い業務領域をカバーしているため、信託銀行には、お客さまの多様なニーズに合わせ、その一つ一つに即したサービスや商品を提案できる手段が備わっています。
また、信託銀行ならではの専門性の高さは、企業や個人の安心につながり、その時々に目まぐるしく変化する環境やニーズにも対応することができる、資産全般のコンサルティングを可能にします。
つまり信託銀行は、「広い業務領域」を持った「多様な資産全般のコンサルティング」が可能な金融機関なのです。

信託銀行が提供する主な商品・サービス

三菱UFJ信託銀行では、下記のような商品・サービスを展開しています。

個人のお客さまに

単なる資金運用のお手伝いだけにとどまらず、若い世代のお客さまには、財産形成のための資金運用や住宅ローンのご提案、シニア世代には、退職金の運用や不動産・資産承継のご提案など、お客さまの人生のステージに応じたコンサルティングを行います。商品・サービスは、貯蓄商品、投資信託、保険商品、住宅ローン、財産管理、不動産仲介等、多岐にわたります。遺言の作成・保管、遺言の執行までを引き受ける遺言信託や、遺産整理業務なども行っています。

法人のお客さまに

上場を目指す成長途上の企業からグローバル展開している大企業に至るまで、企業が直面する経営課題に対し、不動産・年金・証券代行など幅広いサービスラインナップを駆使して解決策を提案しています。

信託銀行が提供する主な商品・サービス
個人のお客さま向け 法人のお客さま向け
  • 貯蓄商品
  • 投資信託
  • 保険商品
  • 住宅ローン
  • 遺言執行
  • 遺産管理
  • 財産管理
  • 不動産仲介

ほか

  • 資産金融
  • ファイナンス
  • 年金業務
  • 資産運用
  • 資産管理
  • 不動産仲介
  • 不動産受託・管理
  • 証券代行業務
  • 市場業務

ほか

<不動産業務>
「営業(仲介など)」と「不動産受託・管理」の2つがあります。不動産業務を行うことができる金融機関は信託銀行のみであり、不動産マーケットにおいて大きな存在感を発揮しています。不動産の売買・賃貸借・流動化・有効活用といった不動産ノウハウと金融機関ならではの財務的観点を組み合わせた提案・コンサルティングを行っています。
<証券代行業務>
株主名簿管理人として、多岐にわたる株式実務を担います。またお取引先の資本政策に関する相談窓口として、株主総会の支援や会社法務に関して様々な情報提供やコンサルティングを行います。
<受託財産業務>
「年金業務」と「資産運用業務」と「資産管理業務」の3つの領域があります。
  • 「年金業務」
    公的年金に加えて、企業が従業員のために独自に掛金を積み立て、給付を行う制度を企業年金といいます。年金業務では、各社のこの企業年金制度を支えることを通じ、その企業で働く従業員一人ひとりの老後を支えていきます。
  • 「資産運用業務」
    信託の枠組みを活用しながら、巨額の資産を受託し、その運用を担っています。お取引先のニーズに合った運用商品を提案し、高度な専門知識を活用して安定した運用成果を上げることで、お取引先からの信頼に応えていきます。
  • 「資産管理業務」
    世界中の投資に係る手続きを受けて、すべての取引を一つ一つ成立させていく業務です。国内有数の資産管理専門信託銀行として、国内外の機関投資家のお取引先に国内外証券の約定処理や資金決済事務等、高度な資産管理総合サービスを提供しています。
<市場業務>
東京・ニューヨーク・ロンドン・シンガポール・香港の各運用拠点が連携をとりながら、今、世界の資金がどこに向かっているのかを的確に把握し、分散投資を行い様々なリスクと向き合い、日々パフォーマンス向上を目指しています。

このように、一つの金融機関とは思えないほど、幅広い業務に対応するのが信託銀行。銀行機能と信託機能を併せ持つからこそ、さまざまなお客さまの声に応えることが可能なのです。