相続対策
知っておきたい相続の豆知識
相続対策の検討手順について
相続対策の検討手順
一般的に次のような検討手順をおすすめしています。
所有資産の把握、考え方の整理
まずは、全ての財産を一覧化し、財産配分をシミュレーションしながら、ご自身の考え方を整理する。
くわしくは財産の分割案を検討する際のポイントをご覧ください。
現状分析・問題点の把握 ・ 相続税の把握(一次相続・二次相続)
主に次の4つの課題に整理して検討を行います
- 円満な遺産分割
- 円滑な相続手続き
- 納税資金の確保
- 相続税の軽減
相続対策の検討 [メリットとデメリットの比較]
- 遺言の活用
- 信託商品の活用
- 保険の活用
- 不動産の有効活用
次のような方には遺言の作成をおすすめします。
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円満な相続を願う人
のこされた家族がずっと円満で幸福である事を願い、想いを実現したい -
妻の老後の生活の安定を願う人
妻が老後を安心して生活できるように住居・生活費等に配慮したい -
オーナー経営者(法人はもとより個人・農業・不動産賃貸業等の経営者も含みます。)
スムーズな事業承継や株式・不動産の分散を防止したい -
一方の配偶者が既にお亡くなりになっている人
一次相続において、子どもたちは、母(父)の心情を理解しているため、もめることが少ないが、二次相続ではもめる可能性があるため、それを避けたい -
相続財産が居住用不動産に偏っている人
居住用不動産の分割は難しいため、トラブルを避けたい -
子どものいない夫婦
配偶者が死亡した場合、もう一方の配偶者に財産を全部相続させたい(夫婦相互遺言) -
再婚をした人
先妻(夫)の子どもとのトラブルを避けたい -
独身者・身寄りのない人(推定相続人が誰もいない人)
自分の思いどおりに財産をのこしたい -
先に死亡した子どもの嫁に世話になっている人
嫁には相続権がないため感謝の気持ちをこめて遺言を書きたい -
お世話になった人や孫に財産をあげたい人
法定相続人以外の人に特別に財産をのこしてあげたい -
寄附をしたい人
財産を教育・福祉・芸術など社会活動に役立てたい -
家の墓を守ってもらいたい人
先祖の祭祀主宰者を指定して系譜・祭具・墳墓を承継させたい