遺言

親に遺言を作成して欲しいと考えています。

ご相談者:男性(48歳)

質問内容

「子どもから遺言を作成して欲しいとは言い出しにくい。」
現在、親と同居をしています。将来は母親の面倒を見ることも父からも頼まれており想定しています。私は別途、自宅はないため相続時に父所有の自宅を母と共有するか、私に相続してもらいたいと考えています。
先日、父親にそのようなことも含め遺言書を作成してもらいたいと相談しましたが、父は、「うちは皆仲がいいから、遺言がなくてもちゃんと自宅は私でいいと言ってくれる。遺言は逆に揉めるもとになる。」と言って遺言書は不要と考えています。兄弟姉妹が、仲がいいとはいうものの財産のことですし、その意思があるのであれば、はっきりしておいて欲しいと考えています。
アドバイスをお願いします。

登場人物の家系図登場人物の家系図

[登場人物]
ご相談者:男性(長男・48歳)両親と同居
父:仲がいいから遺言は不要
母:相談者さまと同居
二男:両親と別居
長女:両親と別居

ワンポイントアドバイス

  • 財産の分割は、家族仲の良し悪しに関係なく、明確にしておきましょう。
  • 遺言等、法的に効力がある方法を活用しましょう。
  • 専門家という第三者が介在することで親子で考え方の整理がしやすくなります。

今回のケースでは、お父さまは、自宅を同居の長男に相続させる意思がありますので、遺言を活用することをお勧めしたいです。
遺言の最大の特徴は、財産分配などに関し法的効果があることになります。そのことからも意思が明確な場合は、遺言を作成することでその意思の実現が可能になります。

今回のケースでは、遺言を作成することが反って家族不和に繋がると心配されているご様子ですので、家族が不和にならないために遺言を作成するという点についてご理解いただく必要があると思います。その理由は、例えば、兄弟姉妹それぞれの考え方は、今はいいよと合意ができていても、経済状態の変化や家庭環境の変化が起きることで考え方も変わりますし、ちょっとした意見の食い違いから不和になり、そのことで財産分けに関しても感情的なしこりから、協議が上手く進まなくなる可能性があったりするからです。

そのためには、お父さまに遺言を作成する意味について、兄弟姉妹が不和にならないために作るものであることのご理解を深めていただく必要があります。まずは三菱UFJ信託銀行へお気軽にご相談ください。みなさまのお考えに沿った良い解決法が見つけられると思います。

  • 2020年7月10日現在の法令・税制等に基づいて作成しております。法令・税制は今後変更になる可能性がありますのでご注意ください。詳細および具体的な取扱いについては弁護士、税理士などの専門家にご確認ください。
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  • なるべくわかりやすくするため、大幅に省略・簡略化した表現としています。
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  • 個別的な事情が異なると結論も異なることとなります。個別具体的な案件や法令・税制等の適用については、弁護士・税理士などの専門家にご相談ください。