相続対策

相続のお悩み事例

ご相談者|男性(78歳)

万一のことがあった時のために遺言書を作ろうと考えています。妻の生活が気掛かりです。

相談内容

遺言書を作ろうと考えていますが、妻の生活のために何か気を付けておくことはありますか?

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もうすぐ80歳なので将来自分に万一のことがあった場合に備え、遺言書を作ろうと考えています。長年連れ添った妻のために自宅や資金を妻にのこすつもりです。子供たちが独立してからは、夫婦二人暮らし。毎年1回は二人で旅行をしたり、息子家族とレストランで食事することを楽しみに日々過ごしてきました。将来自分に万一のことがあった後も妻には家族と一緒に人生を楽しんで過ごしてもらいたいと考えていますが、妻の生活のために何か気を付けておくことはありますか?

[登場人物]

ご相談者:男性(夫・78歳)
妻:75歳
長男:53歳(両親と別居)
長女:49歳(両親と別居)
現在夫婦二人暮らし、家族の関係は良好

登場人物の家系図 登場人物の家系図

解決の手引き

ポイントを解説

  • 遺言書は、相続時の財産配分だけでなく、その後の配偶者さまの暮らしのことも考慮しながら作成することが大切です。
  • まず、ご相談者さまに万一のことがあった後の配偶者さまの生活について具体的に考えてみましょう。
  • 代理出金口座付遺言信託「つづくほほえみ」を活用することで、ご相談者さまに万一のことがあった後の配偶者さまの暮らしまで長期的に備えておくことができます。

10年後を想像してみる

ご相談者さまが配偶者さまの生活を心配されるお気持ちは良く分かります。
ご質問の件につきましては、まず、ご相談者さまに万一のことがあった後の配偶者さまの生活について考えてみましょう。

仮に10年後にご相談者さまに万一のことがあった場合、配偶者さまもお歳を重ねられ85歳になられています。
配偶者さまは現在お元気ですが、10年後となると体力や認知機能が低下される可能性があります。また、ご相談者さまとの死別をきっかけにして、これまでのように旅行をしたり、レストランで食事する機会が減り、日常生活における他人との交流が少なくなってしまうことも想定されます。こうした日常生活における“社会的なつながり”は、認知症予防に効果的であることが近年わかってきています。

国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの研究結果によると、“社会的なつながり”が多い方は、少ない方より認知症リスクが46%低下するという研究結果もあります。配偶者との死別後であっても“社会的なつながり”を保つことは、日々の暮らしを楽しむための“生きがい”を持つことにもつながります。

万が一のときの代理出金口座付遺言信託「つづくほほえみ」

ご相談者さまにおすすめしたいのが、“代理出金口座付遺言信託「つづくほほえみ」”の活用です。
「つづくほほえみ」なら、ご相談者さまに万一のことがあった後も配偶者さまが“社会的なつながり”を保つための仕組みメッセージを遺言書でのこしておくことができます。

「つづくほほえみ」をご活用いただいた場合、ご相談者さまに万一のことがあった時、配偶者さまにのこしたご資金の一部を信託口座に入金します。配偶者さまは、ご相談者さまからのメッセージを受け、信託口座を自由に使っていただけます。必要なお金はスマートフォンアプリで簡単に引き出せます。
配偶者さまと一緒にお金を管理する「代理人」さまを設定することで、万一配偶者さまが認知症になってしまっても、「代理人」さまがスマートフォンアプリでお金を引き出せるので便利です。また、お金の使いみちを見守る「閲覧者」さまを設定することができます。口座に動きがあるたびに、スマートフォンアプリで通知されるので安心です。

代理出金口座付遺言信託「つづくほほえみ」について、ご不明な点などございましたら、三菱UFJ信託銀行へお気軽にご相談ください。
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